イベントレポート「〝本〟と〝デザイナー〟 町口覚+松本弦人、杉浦昭太郎+山家由希」 #noveljam

イベントレポート「〝本〟と〝デザイナー〟 町口覚+松本弦人、杉浦昭太郎+山家由希」 #noveljam

2018年8月24日 投稿者:

 2018年8月18日に開催されたトークイベント「〝本〟と〝デザイナー〟 町口覚+松本弦人、杉浦昭太郎+山家由希」のレポートです。

 セルフパブリッシング、リトルプレス、電子書籍 ──『出版』は大きな変革期をむかえています。書店直取引、電子書店流通、オンデマンド出版、SNS宣伝告知、大手出版社の1000部出版、などなど、メディアの形態だけではなく、制作、製造、流通などのフローも様変わりしました。「良い装丁がデザインの使命」であることに変わりはありませんが、デザイナーがかかわる領域は良くも悪くも多様化しています。

 第1部では、出版創作イベント「NovelJam 2018」で山田章博賞を受賞した杉浦昭太郎氏と特別賞を受賞した山家由希氏に、NovelJam参加者の視点から創作の現場で感じたデザイナーの存在意義についてお尋ねしました。司会はNovelJam 2018秋ディレクターの小野寺ひかり氏、サポートにNovelJamプロデューサーのまつもとあつし氏。電子書籍の表紙(カバー)には購入前の「発見」と購入後の「経験」の両方が機能として求められる、とか、安心できる分かりやすさ(アフォーダンス)もしくは分からないけど面白そう(ラブマーク)のどちらを追求するか、といった話で盛り上がりました。

第1部

photo by Haruo Amano

第1部2

第1部3

 第2部は「リトルプレスの可能性」をテーマに、デザイナーと出版者を兼業する町口覚氏と松本弦人氏によるスタンディングトーク。町口覚氏は、世界最高峰のフォトフェア「PARIS PHOTO」に11年連続で出展している「bookshop M」発行人でありグラフィックデザイナー。松本弦人氏は、2017年ベスト書籍(共同通信)にリトルプレスで初選出された「一〇〇〇文庫」発行人でグラフィックデザイナー。それぞれに実践する出版の可能性と問題について掘りさげていただきました。

第2部

第2部2

第2部3

photo by Haruo Amano

第2部4

第2部5

photo by Haruo Amano

第2部6

photo by Haruo Amano

 詳細は、NovelJam 2018秋のディレクターで本イベントの司会を務めた小野寺ひかり氏のブログ、または、YouTube Liveの映像にてご確認ください。